HOME > 自助グループ・社会資源 > さちがちゃの知っ得?!情報館 > vol.2 高額療養費制度
さちがちゃです☆こんにちは!
今回のテーマは『高額療養費制度』です。
『高額療養費制度』とは、病院でたくさんお金を払ったときに、一定の額(自己負担額)を超えると、超えた額の分を払い戻してもらえる制度です。
前回書いた『自立支援医療』は通院のみの制度ですが、『高額療養費制度』は通院も入院にも使える制度です。『自立支援医療』と合わせて利用することもできます。
また、摂食障害だけでなく、外科的なもの、内科的もの、お薬代など、医療全般に活用できます。
手続きは、今お持ちの保険証に記載の保険者(保険者番号とか名称とか書いてある部分)にて行いますので、一度その保険者に手続きの方法などを聞いておくといいかと思います。
中には一定額を超えた段階で自動的に振り込んでくれる保険者もあります。
『高額療養費制度』は70歳未満と70歳以上とでは、上限となる金額が違いますが、ここでは70歳未満を対象にお話をしていこうと思います。
さて、自己負担額はいくらなのか。
該当するのは、保険適応を受けた(=3割負担)金額が80,100円以上の場合です。
つまり、80,100円は、必ず支払うことになります。
また、総医療費(保険適応を受ける前の分(10割分))が267,000円以上かかったとき、80,100円に1%分が足された分が、自分の支払う額(=自己負担額)として計算され、その残りの分が支払いが免除されるという仕組みです。
なんだか、計算式を書くとややこしいですが…。
医療をたくさん受けることで、どうしても負担が多くなりがちですね。
特に入院治療となると、『自立支援医療(精神通院)』を受けることができないので、この『高額療養費制度』を活用することで、費用の軽減が図られます。
私も、5回の入院経験があるので、この制度を活用しました。
とても助かった記憶があります。
また、一世帯(一緒にすむ家族)の合算による軽減ができたりもしますので、一度保険者(保険機関)などに詳しく聞いてみると、どのくらい軽減できそうかわかると思います。
利用できる制度は、どんどん活用していきましょうね!
(2009/6/20)