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Vol.9 作業療法

こんにちは!
久しぶりに記事を書くことになり、少し緊張しています(苦笑)。
前回の記事からずいぶん時間がたち、その間に私は摂食障害が悪化したり、家族問題がひどくなったりもあった(涙)ものの、何とか周りの協力を得ながら就労支援や医療の現場に少し携わることができました。

あっという間にゴールデンウィークも終わり、新しい生活に入った方は少し緊張が取れた時期かな?!それとも疲れがどっと出てしまい…なんて方もお見えかもしれませんね。
気持ちにゆとりのない時や気分が晴れない時、私は周りの新緑を目にするとなんだかホッとします。皆さんも何かホッとできるものがあるといいですね☆

さて、今回のテーマは
『作業療法』
です。

作業療法って聞くと、ケガをした人のリハビリを思い出しませんか?(私だけでしょうか?!)作業療法とはリハビリの一つです。
人って、生きている限りは何かしらの行いをしますよね。行い=作業 となります。
病気やケガでこの作業が行いにくい状態に、「こころ」と「からだ」の両面をリハビリして日常生活を送るのに必要な機能の回復をめざすのが『作業療法』なのです。

作業療法とは?

作業療法は、作業療法士の資格を持つ人が行います。

対象となる方は、
 身体・精神・発達に障害のある方で、からだ・こころ・生活に支障のある方 と、対象になる方はとても範囲が広く、また、生きていくために必要なことのあらゆることに関してのリハビリといってもいいのかもしれません。つまり、日常生活がしやすくその人らしい生活ができるようにリハビリを行います。

主に
・基本的動作能力・・・歩く、走る、息をする、見る、聴くなど
・応用的動作能力・・・食事、排せつ、家事、入浴など
・社会的適応能力・・・仕事をする、学校に行く、地域活動の参加など
の3つの維持や改善・回復を目指しています。

作業療法はどこで行われているの?

一番身近なところでは、病院やクリニックですね。特に入院を経験された方だと、入院中に作業療法(=OT)に参加することもあったのではないでしょうか?また、クリニックなどに通院されている方だと、デイケアもそのひとつになります。(以前、精神科デイケアを書いたので参考にしてくださいね)ほかにも障がい者の施設や児童福祉施設、保健所や老人保健施設などでも行っているところがあります。

具体的にどんなことをやるの?

病院の作業療法を例に挙げると
木工・手工芸・絵画・料理・運動・音楽・レクリエーション・パソコンなどなど、いろんなものがあります。

作業療法をやることで何かあるの?

そこにいる方の生活に役立つように、または病気やケガによって元には戻らなくてもその人が生活をしやすくなるように、作業療法でおこなったことを生かして、自分らしくなっていくことですね。

例えば、手を動かすことや歌うこと、身体を動かすことって、自分一人だとなんとなくダラァ~っとしてしまい、あまり続かなかったりしますよね(私だけかな?!)。仲間と一緒に行うことの楽しさがあったり、屋外でのものであればお日様を浴びたり季節を感じたりと家の中とは違う雰囲気を感じることができたり、自分がちょっと困ったときにはスタッフに聞いてみることもできるので、自分のできなかったことややりたいけど…ってあきらめていたことが楽しくなったりしますよ。

また、時間の使い方がちょっと下手な私たち。時間をもてあましちゃったけど何にもないしとか、家にいるとどんどん気持ちが落ちちゃったり逆にむしゃくしゃちゃったりなんてときに、作業療法でやったことをお家の中でやってみると、その時間結構集中することができたりします。

中には、すごく料理が上手になり家族やお友達にふるまったり、手芸を生かしてマスコットづくりをしてみんなにさし上げて喜ばれたり、描いた絵や自分で作った料理をブログなどにアップしたり、パソコンの技術を上げるために資格取得にチャレンジする方も!!こう考えると、作業療法をやることで自分がやれることの幅が広がっていきますね。

作業療法には「作業を行う」ことで、からだもこころも回復する作用があるのです。

(2016/5/17)