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摂食障害と仕事 ~ルマコラム~

Vol.3 摂食障害を抱えつつ働くということ

 吐く息が白くなるこの季節。皆様、いかがお過ごしでしょうか

 さて、今回は摂食障害を抱えつつ働くということについて考えてみたいと思います。私は就労支援に携わっていきたいと思っていますが、もちろんそれは、人に「働きなさい」とすすめるものではありません。きっと、人それぞれ働けるタイミングというのがあるだろうし、逆に無理に働かない方がいいという場合もあるでしょう。

 ただ、摂食障害だから~できないと決めつけるのではなく、摂食障害を抱えていても~できる。そういう気持ちは回復の過程で大事なのかなと感じています。その『~』の中に『働く』という選択肢があってもいいのではないでしょうか。

 摂食障害を抱えつつ働くということはとても大変かもしれません。

 ちなみに私が初めて就職した時は、仕事中に過食をしていました。その時は長時間労働で、自分の時間がほとんどなかったからです。休み時間にコンビニに走り、トイレや屋上でばくばく食べていたこともあります。通勤途中の車の中でも、途中のコンビニをはしごして、ずーっとお菓子を食べていたり・・・。今から考えると、そんなエピソードがたくさんあります。

 仕事をしていると、確かに理不尽なことも起こります。そんな時に、症状という逃げ道があると、それで救われる反面、症状に頼って、症状が酷くなるという部分もあるかと思います。

 私は、働いていることで症状が酷くなってしまっても、そんな自分を責めないでほしいなと思います。だって、ご自身はものすごく頑張っているはずだから。

 そして働き出して、いろんなことが耐えがたくなってしまったら、無理せず休職したり、辞めたりしてもいんじゃないかなと思います。そういう決断を下すのは勇気がいるかもしれないけれど、今、辛くて辛くてどうしようもないと感じている方がいらっしゃったら、無理せず、どうかお休みしてくださいね。

 人それぞれ、働くことでプラスの側面、マイナスの側面、いろいろ見えてくるかと思います。

 私の場合、働くことで自暴自棄になることもありましたが、働き続けていくことで、好きなものを買えたり、好きな場所に行けたり、お金が少しずつ貯まっていったり・・。そういうことが積み重なっていくことで少しずつ自分に自信が持てるようになりました。

 これを機に、改めて働くことについて考えてみるのもいいかもしれませんね。
 皆さんはどう思われますか?

(2010/1/30)