トップ >> 摂食障害と暮らす >> 摂食障害とからだ~食べることは生きること 木内千暁医師インタビュー

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摂食障害とからだ~食べることは生きること

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<無月経は“からだがやばいよ”のサイン>

―先生、まずは“低体重で生理が止まる”ということがどういうことなのか教えてください

 生理が止まるということは、「からだがヤバイよ」というサインなんです。無月経そのものの問題というよりかは、からだ自体が危ないということなんですね。
 痩せによって体重が急速に減少した場合、BMIが17から18以下になった場合、栄養障害によって脳のホルモン中枢が体を病気と判断します。そして月経という機能から止めていくのです。体のいろんな機能のうち、命にかかわるものは最後。まず最初に月経を止めるんですね。だから、女性の場合は、身体症状としてこれヤバイよという最初の症状が月経がなくなる現象。サインなんですね。
 脳のホルモン中枢が卵巣に行く命令を止めると、女性ホルモンが止まり月経も止まります。女性ホルモンには黄体ホルモン(プロゲストーゲン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)がありますが、このエストロゲンは健康な体を維持するのにとっても大切なホルモン。骨を作ったり、肌つやを保ったり、胸やおしりに丸みを出して女性らしい体をつくる役目を果たしてくれています。これがないと、骨粗鬆症になったり、イライラしたり、肌つやが悪くなったりするというわけです。

―無月経への対処法はありますか?

 食べることです。体重が戻れば月経も戻ります。場合によってはホルモンを補充するお薬を出しますが、自分でできる対処法は食べることのみです。これしかありません。