トップ >> 摂食障害と暮らす >> 摂食障害を抱えながら子育てをなさっておられるお母さまへ 明橋大二医師インタビュー

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『子育てハッピーアドバイス』の明橋大二先生にお聞きしました~摂食障害を抱えながら子育てをなさるお母さまへ~

イライラも、がんばっておられる証拠!

<イライラするというのはそれだけ、子どものことで一生懸命がんばってやっている証拠です>

―余裕がないことで子どもに八つ当たりしてしまうことは子育てにおいてよくあることだと思うのですが、摂食障害ということ自体すでに余裕のないことなので、子どもに八つ当たりをして苦しんでいる方が多いのではないかと思うのです。イライラしたときの対処法を教えていただけますか。

 余裕がないのはどうしてかというと、それだけ子どもの世話したりいろいろと一生懸命やっているからでしょう。摂食障害の人は頑張り屋さんが多いから、やってもやっても駄目だと思って、人以上にがんばっちゃう。それだけやっているわけですね。イライラするというのはそれだけ、子どものことで一生懸命がんばってやっている証拠なんです。
 子どものことも一切かまわず家のことも一切やっていないところに、イライラするということはないわけですから、それだけ子どもに関わっている証拠です。
 イライラもオッケー、切れてもかまいません!
 ただ、あんまりイライラするのは自分も疲れるということもありますので、そういうときはどうするかですよね。
 そういうときは子どもに関われば関わるほど腹が立ってくるわけですから、子どもから離れる。トイレにこもって鍵をかけて深呼吸するという方法もあると思うんです。また、これは難しいかもしれないけど、発想を変えるということ。イライラするということは子どもが言うことを聞かないということですよね、思い通りにいかないということは、それだけ子どもが自己主張できる子に育っていて、すごくいい子育てをしているということです。
 逆に、自分のことを考えてほしいんです。自分はどうだったか、自分はこんなにわがままを言えたり逆らえたかというと、できなかったわけでしょう。親は楽だったかもしれないけど自分はすごく辛い思いをしてきた。だから病気になった。
 だから、逆に言えばこの子は親をイライラさせられるだけの自己主張能力が育っているというわけです。
 こんなふうに発想を切り替えたらどうかなということですね。

―イライラするぐらいにがんばっている、イライラさせられるぐらいに子どもはよく育っていると自分を認めていいということですね。
では、八つ当たりしてしまった場合にその後の対処法を教えていただけますか。

 どうしても当たってしまったということもあると思います。それはそれでしかたないこと。そういうときは、後で冷静になったときにフォローすればいいんです。「お母さんも怒りすぎたね、悪かったね。」と。そう言えば子どもは安心します。
 言葉のコミュニケーションがまだできないような小さな子どもでも同じです。言葉で伝えてもいいですし、抱っこしたりよしよしってしてあげればいいんです。

―八つ当たりしてしまってもフォローがあれば大丈夫なのですね。わたし自身が、とっても楽になりました(笑)