トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 仲間に聞いてみよう!Vol.2 就労支援事業所を開設した鈴木こころさんにお聞きしました

摂食障害の基本知識 ~仲間に聞いてみよう!

“応援してくれる人がいたからこそ

 応援してくれる人たちの存在が本当に大きい。自分らは摂食障害ではないけれど興味を持ってくれたり、応援してくれよるような方々が支えてくれた。オフィスパートナー立上げの時も応援してくれて。

-応援団やね。それってこころさんがずっと大切にしてたことやったよね。地域の人たちとともにって。摂食障害と関係がない一般のというか町のおじちゃんおばちゃんとやりたいみたいなことをずっとおっしゃってたよね。

 そうそう、町のおじちゃんおばちゃん。市民応援団みたいな。

-それは最初の頃からそういうことを意識して活動してたん?それとも途中から?

 リボンの会を立ち上げたころはまだ自分も過食嘔吐があって、1年1年、「いつつぶれてもいい」でやってて、それでも応援してくれる人がいたりとか、「ちらしがなくなったんで送ってもらえますか?」と病院から言ってくれるようになったりしたんです。そしたらやっぱり自分はまだ苦しいけど、誰かの役に立ってると思ったらうれしくて、いつの間にか5年経っとったみたいになって。

 知らず知らずのうちに応援してくれてる人たちがたくさんいるなって。「作戦考えて仕掛けていった」みたいなのはまったくなくて。それでその人たちに「ずっと続けることで恩返しをしよう」って感じじゃないけどそういう風になっていったんです。誰かの役に立ってるんやったら続けようって。やっぱりしんどい時ってあるじゃないですか、つぶれそうな時とか。そういう時に応援してくれる誰かの顔を思い浮かべながらやって、ずっとそういう感じです。

-うんうん。

 それから、これっていいところも悪いところもなんだけど、わたし変に正義感が強いところがあって、いづさんも同じかもしれんけれど(笑)、お仕事に関することでも絶対に許せんって思って一人でハッスルするところがあって、今理事になってくださってる方が「それはこころの強いところでもあり弱いところでもある、いい所でも悪いところでもある」って認めてくれたのは良かったのかなって思ってます。「こころそれはいかんぞ!」とか「ここは無難に終わらせるところやから」って指導されたこともあったけど。社会とうまく折り合いつけるみたいな。

-なるほどね、一般の社会に出れば正義だけじゃないっていうか、あるよね、しがらみもあるし。でも「そんなものや」ってみんなグレーのところをやってるのに、自分だけが「許せん!」ってなるって感覚のことやよね。私もある!なかなかめんどくさい性格やよね(笑)見て見ぬふりできればいいのに許せん!ってなるよね。

 そうそう。その折り合いの付け方が今でも不器用。

-でもそれを認めてくれる人がおったんやね。だからこそ、認めてくれる人がおるから、そういう特性がありながらも活動も仕事も続いてきたしってことやね。

 そうそう。私、昔から性格が変わっとるわけじゃないと思うんですよ。それを認めてくれる人に出会えたから今働いたりできてるのかなって。

-いいねいいね!変わったからできたわけじゃなくて、認めてくれる人がおったから…いいね!ステキやね!