トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 仲間に聞いてみよう!Vol.1 摂食障害の方の会、「Peer」スタッフによる対談

摂食障害の基本知識 ~仲間に聞いてみよう!

“「ここに来れて良かった・・・」同じ仲間がいるという安心

-自助グループを立ち上げるのには、勇気が必要だったのでは?

はる いいえ、気がついたら立ち上がっていました。立ち上げるきっかけも、病院の先生に「自助グループをつくりたいと思ってるんです」といったら先生が「ぜひ、つくりなさい。公民館なら場所貸してくれるんじゃない?近くに公民館あるよ」と言ってくれたので、そのまま、診察の帰りに公民館に立ち寄ったら、「じゃあ、この日が空いているから予約いれる?」と言われたので「お願いします」っていう流れになって・・・(笑)。最初は公民館で待っていてもひとりだけという日が続いたのですが、広いお部屋にたったひとりでいることすらもなんだか楽しくて(笑)、気にせず続けていったら、ひとりふたりと仲間が増えていきました。自助グループは場所さえあれば簡単にできるし、誰でも立ち上げることができると思います。

-実際、どのような活動をしているのですか?

はる 定期的に公民館に集まって、ミーティングをします。まずは、順番に自分の話したいことを話すのですが、みんなはそれに対しての意見は言わないという「言いっぱなし聞きっぱなし」をします。その後、みんなで自由におしゃべりもします。

 話しているうちに涙が出る人も結構いますね。それで「泣いてすみません」って謝る人もいますが、大変だったのだから泣いても当たり前だと私は思います。

はる やっぱり、安心できる場所で、素直な感情があふれて出たときにはじめて、「涙」って出ると思うんです。私はPeerを「安心できる場所」にしたいと思っているので、誰かが泣いたりすると心の中では、こっそり「よかった!」って思います(笑)そんな風に自分の思いを自由に話した後、最後に「最近あった、良かったこと」をひとりずつ言ってもらって終わりにします。

-良かったことを言って終わるというのは、素敵ですね。

はる はい、最初は言いっぱなし聞きっぱなしだけで終わっていたのですが、そうすると重い雰囲気のまま解散になってしまって・・・。「良かったことを言ってください」というと、つらいつらいと泣いていた人でも、「そういえば最近、こんないいことがありました」という話が必ず出てくる。そして、照れくさそうにしながらも自然に笑顔になっているんです。

 笑顔で終われるのっていいですね。皆に良かったことを聞くと何かしら出てくる。一番嬉しいのは「何もなかったけど、今日ここに来られたことが良かったことです」って発言する人が多いこと。きっと、それが一番のいいことなんじゃないですか? 私も参加する度、「今日、この場にいれて本当に良かった」と思います。

はる ホント?そんな風に言ってもらえると嬉しい。ピアには家に引きこもっていた人もいるので、そういう人達にとって、出かける場所があるということ自体が励みになるみたいですね。出かける場所があって、同じ症状を持つ仲間がいる。それが、帰属意識につながる…つまり「ひとりぼっちじゃない」というメッセージそのものになっているかもしれないな、と思います。