トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 自助グループをつくろう!

自助グループについて ~自助グループをつくろう!

必要に応じて考えるもの(こと)

8 お金

 もし活動の会場が無料で借りられて、チラシも作らず、ミーティングで資料を配るようなこともないなら、自助グループはお金がなくてもできます。会場費が有料だとしても、その都度割り勘で精算してしまえば、会計係は要りません。

 しかし、チラシや会報を作ろうとか、グループのHPを持とうとか、ミーティングで資料を配ろうとか、定例のミーティング以外でもイベント的な活動(講演会やセミナーなど)をしようとか、夢が広がってくると(笑)、運営のために資金が必要になる場合もあります。

 先々のことを考慮して最初会費を集めながら(運営資金を貯めながら)活動するのか、お金について懸念する労力や手間を省き、出費したものがもし何かあればその都度割り勘で精算するのかは、活動する人たちのお好みで。お金は財産にもなりますが、荷物にもなりますから。

 なお、借りる会場によっては、利用団体の活動方針や方法に制限を設けている(条件に合致しない団体には会場を貸せない)こともあるので、必要を感じたら確認しましょう。

9 相談相手、先達

 活動について、外部に(グループメンバー以外に)相談できる人がいたら安心です。相手は、信頼して話せる人で、私たちの主体性を尊重してくれる人(説教やおせっかいはしない人)がいいような気がします。摂食障害や自助グループ運営についての知識は、あれば邪魔にはなりませんが、なくても大丈夫です。むしろさほど詳しくないという人のほうが素朴に意見をくれるので、「そう思うでしょ?! それがね〜、こんな事情があってね…」と事情を説明しているうちに自然と自分の考えに整理がついていくことも多いです。

 筆者は(自助グループ運営に限りませんが)、迷ったり悩んだりしたら、同じ事を3人以上の人に相談してみるようにしています。同じ事柄について3度も話すと、さすがに自分自身の「気が済んで」きて、3度話し終わった頃には整理もついていますから、冷静に考えやすくなるのです。もちろん、三人三様の返答がもらえるというメリットも大きなものがあります。

 相手は信頼して自分を開いて話せる相手ならどんな人でもいいです。筆者の場合は結果的に(1)家族、(2)利害関係がない純粋な友達と、(3)先達や『ちょっとその方面に詳しい人』という3種類の人に聴いてもらっていることが多いのですが、選んでそうするというより、気づいてみると…という感じです。

10 他グループとのネットワーク

 もし他の摂食障害の人の自助グループが近隣にあれば、勇気を出して連絡し、つながりを持つことを強くお薦めします。活動を続けると、「別の曜日にもミーティングがあると良い」とか、「日中じゃなくて夜のほうがいい」とか、「男女両性のメンバーがいるグループはないのか?」など、外部からさまざまな要望や問いが寄せられるようになりますが、単一の自助グループで全てに応えることは困難です。他の活動グループとのつながり(ネットワーク)を持っていれば「◎曜日なら、私たちではありませんが、**の会が活動していますよ」と紹介も可能になることでしょう。活動方法についての情報交換ができれば、自分たちグループの活動をもっと広げたり深めたりできるかもしれません。

 また、自分たちのグループ内でもめ事や困りごとが生じたときにも、他グループを運営する仲間を思い出せれば相談できるかもしれません。似たような課題を経験しているであろう相手だからこそ話せる、という事柄もあるものです。

 お互いに、活動方針の違いがあって、近寄り難いものを感じることもないとは言い切れませんが、別のグループなのならどこかが違うのは当たり前。むしろ、違いがないとお互いに立つ瀬がなくなってしまう(笑)と考えれば、違いも愛しく大切に思えてきたりするかも。

 …と、長々といろんなことを書いてしまったために、自助グループが難しそうに感じられていたらどうしよう。少し心配になってきました(汗)。

 もし難しそうに感じられてしまったら、どうぞ冒頭部分に戻ってみてください。グループは、活動のための「場所と時間、グループ名、仲間(自分以外に最低もうひとり)」さえあれば出来ちゃいます。そして、仲間は、「活動はじめまーす」と手をあげることで見つかることが多いのだとしたら、「時間と場所」さえあれば作ることが出来ると言えると思います。

 案ずるより産むがやすしです。大事なのは、「自助グループをはじめてみたい」という気持ち。そしてその願いを叶えるために、自分は自分に何をしてあげられるのかを、具体的に考えて行動してみること。

 もし何かわからないことがあったら、わたしたちspace Leaf(あかりプロジェクトと共同運営の依存症の自助グループです☆)もお手伝いできることがあるかもしれません。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

 さて、…とりあえず、何から手をつけましょう? 出来ることからスタートです。