トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.8鈴木眞理さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!

垣根を超えるといろんなコラボができる

いづ : スポルテックさんにブース出展なさった時には一般の方からどんな反応があったかもぜひ教えてください。

鈴木 : 商品がないでしょ、かなり特殊なブースでした。だから立ち止まる人もいましたし、「あ、拒食症かあ俺は食い過ぎだぜ」みたいに通り過ぎる人ももちろんいました。だけど面白いことに複数の摂食障害経験者の栄養士さんが立ち止まってくださいました。何故かカミングアウトしていく(笑)。

いづ : 告白部屋みたいになっていたんですね(笑)

鈴木 : そうそうそんな感じ(笑)。それから、摂食障害というよりは痩せすぎ女性の健康障害をメインにしていたので、多彩な業種の会社から講演依頼がありました。食品会社さんからうちで何かできることがありますか?とか。食品会社さんには、拒食の方はカロリー計算が厳密で、油と炭水化物が控えめでたんぱく質や亜鉛などが摂取できる食品が勧められるなどの情報をお伝えしたりしました。

みか : 社会に働きかけていく感じがすごくしますね。

鈴木 : 運動靴を履いて全部のブースを回ったんです。食品の提供はしますよ、イベントする時にはお声がけしてくださいとか、どの会社もみんなとっても親切にしてくださって。これは私が作った冊子で患者さんにもお渡ししていますが、拒食の人にも受け入れられやすそうな食品のリストです。プルーンとかスポーツ用塩羊羹とかパラチノースのゼリーとか、優れものがたくさんあってね。そんな感じで協力してくださる会社を10社ぐらい確保できて。垣根を超えるといろんなコラボができるので楽しかったです。

いづ : 今そんな風にして企業さんとかいろんなところと垣根を超えて繋がるということをなさっていて、今後は何か具体的な計画はありますか?

鈴木 : フェスティバルを摂食障害ウィークにやるというのが一番大きなイベントで、あとは企業さんと一緒に一般の方々や地域のトレーナーに、女性の健康や摂食障害に関する正しい情報提供をするのが当面の計画です。ここ一年は本当に一般の人のこの病気に対するあたたかい目と手を得るための活動をしたいと思っています。あとは資金を得て常勤の心理士さんを1人置いて相談活動を始めたい。そのためにはどんな企業さんとも協力していきたい。医者がお願いに行くほうが先方の本気度も高まるので極力自分が足を運ぶようにしています。