トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.8鈴木眞理さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!

世間の後押しがあって成熟すると私は思っています

鈴木 : 一般社会で、摂食障害に鬱と同じぐらいの市民権を持たせるというのが私は今の仕事だと思っています。「わざと痩せてるんじゃない」とか「わざと吐くんじゃない」ぐらいは浸透させないといけないと思います。孤立の中では成熟できない、世間の後押しがあって成熟すると私は思っています。

いづ : ではこの流れで先日協会としてブース出展なさったスポルテックとか協賛企業のミュゼさんのことやその辺のお話もお聞きしたいと思います。

鈴木 : ますミュゼさんですが脱毛の会社で痩身はないのですが、ダイエットの会社だと誤解されています。もしこれが石鹸の会社だったらみんなあんまり違和感を持たれないのではないでしょうか。

いづ : そうですね、石鹸だったら思わないかな。

鈴木 : ほらそうでしょ、食品の会社は?

いづ : 食品はそんなにハテナじゃないかな…。

鈴木 : 身体に関わるってことでかなり水面下でたたかれたんですけど、何でここかと言うとね、協会の活動資金を支援してくださる第1社目がここだったんですよ。この会社は100万人の女性会員を持っているので利益を女性に還元する社長の方針で、ピンクリボン運動とか女性の健康に資金提供をされています。で、次のスポンサー探しのためにスポルテックに出店したわけです。ミュゼさんとは素晴らしい共同研究ができました。摂食障害に関する意識調査をさせていただきましたが、なんと3日で1,000人の女性社員さんにアンケートを取れたんですよ。

いづ・みか : すごい!

鈴木 : 会員さんは3日で4,000人取れたんですよ。アンケート結果は東京都とか厚労省へのアピールになります。ミュゼの社員さんたちも本当に真面目で敬意を払いたいと思います。

いづ : 私たちの感覚では、敬意を払っていないということでは決してなく、摂食障害になった根底にはジェンダーの問題が少なからずあったと思うので、それを助長と言ったら強いかもしれませんが女性はきれいであるのがいいという価値観に基づく商品を出していらっしゃる企業さんということで、会社の良し悪しという意味ではなく、摂食障害の協会があえてそこと?という部分であれっ?って思ったのは正直なところなんです。

鈴木 : もし本当にそういうところだとしたら、私は敢えて切り込みたいのですが。本丸を崩したらどうかしら(笑)

いづ : (笑)確かに、まあそうかもしれませんね。それこそ痩身の会社とかね。