トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.7安藤哲也さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!



国の財政問題をカバーできるかも?医療連携の可能性


みか : 入院期間も最近短くなっていて長期入院はさせてもらえなくなった印象がありますがそれも医療経済の問題ですか?


安藤 : そうですね、入院期間を短くといった圧力はかかっているので特に心療内科では長い入院はできない。一ヶ月かな?精神科はまだ長期もできるようですけど、経済的な問題というのはありますね。


いづ : 私もしんどい時はとにかく誰かに話を聞いてもらいたかったんですけど、病院に行ってもお薬をもらうだけで5分とかで診療が終わってしまって…。本当はドクターに話を聞いてもらいたいけどドクターもすごく忙しそうで、待合室にもたくさんの患者さんがいらっしゃって…。やっぱり経済の問題が関わっていますよね。保険医療体制が根本的に変わらないと…。


安藤 : そうですよね、でもそこはなかなか難しいですよね。特に日本の経済状況ではね、医療費がものすごく膨らんでいるとかね…。もっと経済に余裕がある時期に何とかしてくれたらよかったのになと思うんですけどね。結局お金の取り合いで、他の病気もたくさんあるわけだし、先ほどの支援センターの件もそうですが県もあちこちで予算が必要ということもあったりね。


みか : もし摂食障害の診療報酬がもう少し高くなると診療時間も長く取れますか?それとも患者さんの数から言ってそれは現実的には無理とか?


安藤 : まあ、海外では医者ではなくて臨床心理士とかが活躍していて、医師が関わるのは医学的な部分やマネジメント。心理療法とかは臨床心理士が担うんですね。だいたい医師が1人で臨床心理士が何人もいて、看護師がいて、栄養士がいて・・そんなチームがあるから長い時間をかけて治療できるんですね。医療費のこともあるけれど、やっと今、支援センターができて連携の模索が始まったのでそういった人がもっと活躍できるような体制づくりですよね。これは摂食障害だけに限らずどの病気の患者さんも、本当はもっと話を聞いてほしいというのは昔からあるのでね。