トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.7安藤哲也さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!



支援センター設置までの困難な道のり


いづ : 支援センターが設置されるまでに結構時間がかかりましたよね。応募開始から1年ぐらいかかったでしょうか。


安藤 : 私もどうしてそうなっているのか、行政の話なのでわからないですけれど、事業費は国の全額負担ではなくて県も半分負担する仕組みになっているんですね。そうすると必ず県を説得しなくてはならないし、県が費用を出せないと言えば国も出さないわけです。厚労省の中にもあるように、県にも精神保健を担当する部署があるわけですが、そこの人たちをどうやって説得するかという問題が出てくる。で、次は予算を出す部署からもOKをもらわなければいけない。その時に自分たちの都道府県にどのくらいの患者さんがいるかとか、どのくらい困っているかとかそういう情報が無いわけです。やっぱり知らないんですよね、みなさんね。我々、摂食障害に係っている人たちは実感しているんですけど、行政になかなか患者さんの現状が伝わっていかない。そこからスタートしたというのはありますね。


みか : そうなんですね。私は関西に住んでるんですけど、なんで関西にセンターができないのかなって思ってたんですよね。


いづ : 何施設までっていうのはありましたっけ?


安藤 : そうですね、最初は10施設までってなっていたのが、予算が縮小されて、今は5施設までは予算は出せるってなったんですが、その5施設もまだ埋まっていなくてね。


いづ : でもそういうプロセスの話を直接お伺いすると「そりゃそうやよな」って腑に落ちますね。「厚労省がこんな事業を始めたらしいよ」って少ししか情報が入ってこない状態だと「どうなったんやろう」ってやきもきするけれど…。だからこうして直接お話をお伺いできてうれしいです。


安藤 : なかなかちょっとそういう話をどこまで表沙汰にしていいのか、という問題もあったりしてね…。


いづ : 本当にそうですね…