トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.3竹村道夫さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!

摂食障害は嗜癖の性質を持っています

-嗜癖に沿ったプログラムとおっしゃいましたが、摂食障害は嗜癖なのでしょうか

竹村道夫先生  嗜癖で一番分かりやすいのは、アルコール・薬物問題など、物質使用障害で、その次にはギャンブル問題ですね。そして女性の物質使用障害患者は摂食障害を合併していることが多い。逆に摂食障害患者は、嗜癖問題を合併している事が多い。つまり摂食障害は、嗜癖に類似した特質を持っているんですね。ですから嗜癖の治療プログラムが応用できるところがかなり多いのです。

-摂食障害を嗜癖問題から捉える視点というのは医療者の世界では主流なのでしょうか

 世界的に見ると、主流ではないでしょうね。主流ということで言えば、認知行動療法というのが主流なのかなと思います。

 それから、重症の摂食障害の方にはボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)の方も結構多いですが、そうするとまた違う視点からの治療法が必要になってくるという側面もありますね。

-わたし自身は、いろいろな治療を受けながら、結局最後のところは自分の中の回復力で回復に向かった感じがあるのですが…

 嗜癖というのは基本的に自分で治すものです。さあ治してくださいといって本人が治療者任せにして治るものではありません。ただ、自分だけの努力ではやはり難しい場合もあります。特に重症のケースでは、専門家の意見を聞きながら、ある程度の治療プログラムに沿いながら進めていかないと上手くいかない場合が多いと思います。