トップ >> 治療に関する情報 >> 摂食障害の基本知識 ドクターに聞いてみよう!vol.1大河原昌夫さん

摂食障害の基本知識 ~ドクターに聞いてみよう!

自助グループは大きいと思います

―なかなか答えがないので、だからいろんな方にお話をお聞きしています。

摂食はまだまだ未解決な部分が多い病気なんです。まだ未開拓な分野だから、どうやって治るかはっきりしていない。アルコールみたいに全部の医者が「自助グループに行け」とか、そういう感じじゃないわけだから。本当にていねいに話を聞けば治るものじゃないというのが僕の実感です。僕のところに何年来ても、よくならない人はよくならないし、こんなにひどいと思っている人が、うわさによると元気にしているとか、わからないです。ガリガリにやせていて、どうしようかと思っていたら、2、3年してうわさで元気にしていると聞いたり。

―アルコールは自助グループに行けというのが鉄則ということですが、摂食の場合もいつかなにか鉄則のようなものが出てくるんでしょうか。

回復する人が出てくれば、自助グループは大きいと思う。僕には一つの希望があります。もっと自助グループがしっかりしてほしいという望みがある。ああいう肯定的なモデルは意味があるんじゃないですかね。ただ、女の人には結婚だ出産だといろんなことがあるから、男性のアルコールのようにはうまくいかないわけで、ああいう伝統がつくられるには長い年月が必要なわけでしょう。それが難しいですよね。結婚したらみんな離れていくわけだから、いつまでたってもグループとして大きくならないけど、あれはとても大事なことだと思います。

―そうですね。でも、回復した人で何かしたいと思っていらっしゃる方は意外に多くて、苦しかった経験を生かして、今しんどい人の何か力になれたらという方とつながっていったら、何かできるのではないかと思ったり。

村田さんもそうなんですね。

―私もそうです。

金沢には何人かいらっしゃるんですか。

―回復した方もそうですし、症状を持っていても人の役に立ちたいとか、そういうみんなで未来蝶ネットに出てくるいろんな作業を分担していこうと試行錯誤したり、いろいろ試みはしています。難しいんですが。

やる意味はありますよね。