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あなたへのメッセージ ~OK!OK!でいこう~

Vol.9 なりたいから、なろうへ

こんにちは。コラムメッセンジャーのこばやしあきこ☆です。
関東地方は梅雨明け以来、毎日猛暑の日々が続いていますが、皆さんの住む地域はいかがですか?
水分補給をこまめにとって、暑気あたりにご注意を☆ “のどが渇いたなぁ”と感じる前に、スポーツドリンクや、少し塩分が入った飲み物をとるのが秘訣のようです。

さて、今日のお題は「なりたいから、なろうへ」です。
またまた何のことかわからないですよね(笑)
この辺で私の摂食障がいからの回復について書いてみようと思います。

私が摂食障がいを発症したのは15歳、高校へ入学してすぐのことでした。友達関係や高校生活への失望でストレスが高まり、過食が始まりました。おやつに生クリームと果物をたっぷり挟んだフルーツサンドにした食パン1斤なんてザラ。食べても食べてもおなかが空いてたまらない。食べだしたら止まらない。

3ヶ月で10キロ太り、内臓の病気をしたので入院とともに同じく3ヶ月で10キロ減。もとの体重に戻りました。この時は53キロくらいから、64キロまで太りましたので、思春期だったし、男子の視線が特に怖くてたまらなかったですね。

当時、男子バスケ部のマネージャーをしていたので、部員の男子がお見舞いに来てくれた時の驚きの様子には傷つきました。

太い自分は普通にしか接してくれないけど、痩せて細くなったら(実際には元の体重に戻っただけでしたが)なんだかちゃんと異性としての接し方をしてくれてチヤホヤ・・・。
これってなんなワケ?
やっぱり見かけなワケ?
人間は外見より内面の美しさが基本かと私は考えていまが、皆さんはどうですか?

その入院の時に、同じ病院の外科の入院患者で7歳年上の男性と知り合いになり、お付き合いすることになりました。今であればわかりますが、両親以外のひとへの“依存”が始まったんですねー。鬱の症状らしきものもあったと思います。

家族の中では満たされなかった淋しさを、男性とお付き合いすることによって満たすことが出来た結果、摂食の症状は消えてしまいました。

その後、25歳くらいの時にまた症状が出現します。この時は、東京で働くなかで、やはりある男性が出現します。

バリバリに私は働いていましたし、そんな私のキャリアっぽい姿に彼は好意をもってくれてお付き合いが始まるのですが、 実は私はやはり淋しさを抱えていて、仕事に打ち込むことで“居場所”を会社に作っていたので、また彼に対する“依存”と心配が始まります。

「このひとは、働いてる私の姿を見て好きになってくれたんだ。ほんとは違う仮の姿なのに」
「前の彼女さんに振られちゃったから、今でもその女性が忘れられないんだ。私はその女性のスペアなんだ」
と、結婚を目前に控えても彼の本心を疑って疑って、苦しくて苦しくて・・・。

また、将来のお姑さんになるお義母さんとも、結婚式の段取りや、費用の面でうまくいかず思い悩んでいました。

結局、式を目前にして初めてOD(オーバードーシス:大量服薬)をしてしまい、そこから鬱の苦しみと共に拒食が始まります。

私は身長が166センチあるのですが、心療内科のドクターから、「40キロを切って、30キロ台になったら入院ですね」と通告されていましたので、39キロになってしまったある日、ものすごい危機感に襲われました。

「これじゃ入院になっちゃう」
「入院したら、きっと栄養分たっぷりの点滴をされて、入院食もちゃんと食べるか看護師さんに見張られるんだ」
と思ったら、
「拒食なんてやってられない!無理やり太らされるなんて冗談じゃない!」
「40キロ台をキープすればいいんだから、少し入院させられないぶんだけ食べればいいんだ!」

と、そこから今日のお題の
「摂食障がいが治ればいいなぁ」
から、
「よし!摂食障害を治すぞ!」
が始まりました。

苦しかったですねー。
私の場合は、「治ればいいなぁ・・・」「治るのかな・・・」
から、
「絶対治す!」「体重のコントロールを他人にされるなんで冗談じゃない」
と、摂食障がい者に特有の“頑固さ”がプラスに働いてくれたのが回復へとつながったのだと解釈しています。

“食べることの楽しさ”や“美味しいものを食べる喜び”、それからもともと食いしん坊な自分も思い出せたし、ガツガツなんでも質より量で食べるのではなく、少しの量でもいいから、無添加や有機食材など安全な食品や、珍味、その土地土地の名産物や美食と言われる量より質の高いものに目が向いていきます。

いまだに日本のなかでは、四国地方と沖縄には行ったことがないので、本場の讃岐うどんと、沖縄ソーキそばが食べたい・・・(笑)

こころの淋しさや不安、焦りを食べ物で満たすことはもうなくなりました。今は再婚して、生活時間はまるっきり夫とは合いませんが、こころが満たされているからだと思います。

“女の子大好き♪”で自分の年を考えていない夫だけど、よそ見はしても“ちゃんとそこにいてくれる安心感”や、 ~~だから私のことを好きなんだ、みたいな“条件付の愛”ではないこともわかってるのは、ACでもある私にはありがたいことです。

と、のろけてるのではなく、怒られるときはびしーっと怒られるので、ディベートみたくなる時もあるけれど、それでもありのままの私を受け入れてくれるパートナーの存在は大きいですね。

是非、こころの淋しさを「愛」で埋めてみてください。
あなたは愛するにあたいするひとなのですから。

では、また次回!
あなたの回復をこころより祈っています☆

(2010/7/30)