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あなたへのメッセージ ~OK!OK!でいこう~

Vol.8 答えは1つではないのです!

ご無沙汰しました!コラムメッセンジャーのこばやしあきこ☆です。
ちょっと体調を崩しまして、お休みをいただいておりました(^-^)v
夏へ向かうこの季節、皆さんは元気に乗り越えられそうですか?

さて、今日のお題は“答えは1つではないのです!”でいってみましょう!
“いったいなんのこと?”と思われた方も多いでしょう。
私たちは、日々日常生活を過ごす中でいろいろな決断をしています。
それは、質問を誰かにされることももちろんありますが、無意識に自分で判断している場合の方が多いかと思います。
例えば、「マンゴーは好き?」と尋ねられて、「はい、好きです!」とか、「嫌いなんです」というような会話はよくありますよね。
「好き」ではあっても、それは“まぁまぁ好き”なのか、“大好き”なのか、好きのレベルもありますし、「嫌い」な場合でも“マンゴー風味のお菓子ならOK”とか“見るのも無理”なのか。ひとによってひと言で済ませてしまう好き・嫌いにはたくさんのバリエーションがあります。これらは意識にのぼってる段階での決断です。
人は質問されると、そこにフォーカスするんですね。

さぁ、次は無意識レベルでの決断をみてみましょう。
誰でも一度は耳にしたことがある「コロンブスの卵」の逸話です。

コロンブスは聴衆に「誰かこの卵を机に立ててみて下さい」と言い、誰も出来なかった後でコロンブスは軽く卵の先を割ってから机に立てた。これが「コロンブスの卵」の逸話であり、「誰でも出来る事でも、最初に実行するのは至難であり、柔軟な発想力が必要」「逆転の発想」という意の故事で今日使われているが、逸話自体は後世の創作であるという説が一般的である。
―「コロンブスの卵」( ウィキペディア フリー百科事典より一部加筆修正)

この場合、聴衆は卵が“立てられる”のか“立てられない”のかにこだわり、“立てられるはずがない!”という結論に至っています。
今までの経験上、卵が立てられるなんてことはありえない!という無意識レベルの信念にとらわれているのです。
実際は“立てることもできる”のです。

もっと身近なところで考えてみましょうか。
例えばあなたは摂食の問題をお持ちです。アレノキシア(拒食)の状態としましょう。
久しぶりにお友達と会い、時間は午後の3時をまわりました。小腹が空いてきている様子のお友達は、今飲んでいるドリンクのほかに何か食べたそうで、メニューを見始めました。
あなたは心臓バクバク!
「無理!食べられない!太る!」という心配で息苦しささえ感じてきました。
そのようなこととは露とも知らず、お友達は「ねぇ、ここのケーキすごくおいしいって評判だから、何か食べてみない?」と提案をしてきました。
本当のことも言えず、ドリンクさえチビチビ飲んでいたあなたは答えに困ります。
「ごめん、私おなかはまだ空いていないから、よかったら食べてみて」と勇気をふりしぼりました。

あなたは、“食べる”か“食べない”かの二者択一を迫られた、と考えて答えを出しました。
実際この場合そうなのですが、久しぶりに会った友達でしたから、納得してくれたでしょう。
それが、毎週のことであれば大変な苦痛で毎回なにか言い訳を用意することになり、また会社にお勤めしていれば毎日のランチの問題もでてきますよね。
ここで、今日のお題「答えは1つではないのです!」が活躍します。

二者択一を迫られたと感じた“食べる”、“食べない”の問題の答えのほかにも答えはいろいろあるのです。
「今日は食べよう」とか、「残しちゃうかもしれないけど食べてみよう」とか、「一口だけ食べてみよう」など。
また、「今日はよしておこう」とか、「今度また来たときにオーダー(チャレンジ)しよう」とか。
「“食べる”か“食べない”しかない」という無意識からくる答えのほかに、“食べてもいい”と“食べなくてもいい”、 それから“全部食べてもいい”と“全部食べなくてもいい”。発想を変えて、“ケーキ以外で食べられるものを頼んでもいい”というのもありますし、お友達はいやな気持ちにもなりません。食べること(或いは食べないこと)を強制されているわけではないのです。
そのように、選択肢のバリエーションを増やしてみてくださいね。ずいぶん楽になりますよ。

白黒思考のことは以前に書きましたが、同じように、答えは1つではないのです。
もし今後なにかのことで選択を迫られても、或いはご自分で相手に選択を尋ねても、それ以外の答えもアリ!ということを覚えていてくださいね。
ご自分でも第3・第4の答えを用意できるとともに、相手にも同じように第3・第4の答えがあることを忘れないように・・・。

では、また次回お会いしましょう☆
もし読者の方で今後取り上げてほしいテーマがあれば、ぜひお知らせください。
今年の梅雨は、「から梅雨」だという話しを聞きましたが、お天気がよいと気持ちも爽やかですね!
今日も宇都宮の空の下、皆さんの回復を祈っています。

(2010/6/4)