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あなたへのメッセージ ~OK!OK!でいこう~

Vol.5 摂食障害からの回復って?

いよいよ師走に入り、皆さん何かと気ぜわしい思いをしていませんか?
12月から始まって、1・2・3月はあっという間に月日が飛んでいくように毎年感じるコラムメッセンジャーこばやしあきこです。

さて、今日のお題は「摂食障がいからの回復とは?」にします。

まずお伝えしたいのは、自分いじめをやめること。
それから「治る」ということと「回復する」ということを一緒にしないこと。
今日は後者について書いていこうと思います。

例えば、過食嘔吐の方Aさんの例でお話しますね。
Aさんは毎日スーパーの袋で3つ分くらいの食料を買い込んで、食べては吐きを繰り返しています。
でも、こころは淋しくて食べ物に依存することで自分を保っています。
摂食障がいは依存症のひとつです。
それもとてもパワーの必要な。
本来あなたはとてもパワフルな方なんですよ。

今、Aさんに出来ることは、いきなり「治る」つまり過食嘔吐が嘘のようになくなるのではなく、その頻度がだんだんに少なくなることが「回復」なのです。
摂食障がいを長く「やっている」と、食べることへの時間とトイレで過ごす時間が多い○年間となり浦島太郎状態になっていきます。
時間が止まるんですね。

そのうちカウンセリングを受けたり、自助グループに参加したり、また病院にも受診されるでしょう。
食べ物の問題をもっているあなたは、そんな自分が「大嫌い」「許せない」といった自己否定の感情をもっていませんか?
まずは、あるがままの自分を受け入れてみてください。
食べ吐きするあなたも、あなた。
それを最初に受け入れてみましょう。
そんなあなたでいいのですよヾ(^-^)
I’m OK.でいきましょう!

ところで、ドクターによっては「摂食障がいは治らない」と断言する方もいます。
でも、無理をして「完璧に症状をとる」ことは必要ないのです。
なぜなら、症状はあなたのこころの問題を表現しているし、症状によってあなたを守ってくれているからです。
伝わりますか?
食べ物に依存することで、あなたのこころの防衛機制が働き、壊れそうなあなたのこころを守ってくれているのです。
これは前回のコラムの中で「両親との関係を見つめなおす」という部分とリンクしています。

ですから症状は「今は」持っていてもいいのです。
前述のドクターの「摂食障がいは治らない」という言葉について考えてみましょう。

確かに今の状態では、つらい症状が毎日続いているでしょう。
私も経験しているのでよくわかります。
「回復」とは、1週間で考えると毎日過食嘔吐等をしていたのが、6日になり、1日おきになり、数回になり、月に何回かになり・・・というようにイキナリではなくて良いのですから、段々にその回数が減っていくことを指していると考えてみましょう。私はそう考えます。

そのうち数年に1度や、まるきり症状が出なくなっていくものです。
もし、また症状が出てくることがあってもそれでも自分を責めない!
「あ~、また出ちゃったかぁ」でいいのです。

また、「ものや事」と「感情」を分けて考えられるといいですね。
食べ物の問題を常に抱えている私達でなくても「やけ食い」という言葉がありますよね。
何も私達だけが特有に、固有にもっている行動ではないのです。
「ものや事」をどのように『受け取るか』・『自分の中で解釈するか』によって初めて「感情」が生まれます。
この「感情」を持て余すことにより、食べ物への執着が一層強力になっていきます。

「感情」の話を少ししたついでに「白黒思考」について少し書きたいと思います。
私達はかなり真面目な人間、人種と言ってもいいでしょう。
そこに落とし穴があります。
何か1つうまく運ばないと、「あ~~!もうダメ!」というワードを際限なく当てはめがちです。
でも、ちょっと待って!
世の中には白と黒だけでなくグレーゾーンがあることを覚えておいてください。

またはグレーじゃなくてもいいのです。
白黒思考を持っていても、そのまま市松模様やゼブラ柄、今流行のアニマル柄だっていいのです。
要は、困難があなたの前に立ちはだかった時に、「OK or NG」の二者択一ではなく、第3・第4それ以外の決断もあることを忘れないでくださいね。

それでは今日はここまでで。
今、あちらこちらでクリスマスのイルミネーションが綺麗に飾られていますね('-'*)
見に行かれましたか?
たまには「べき・すべき」行動から「したい・やりたい」行動に切り替えてみることも大切ですよ。
今日も宇都宮から応援しています!(*^▽^*)

(2009/12/19)