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あなたへのメッセージ ~OK!OK!でいこう~

Vol.2 “認知のゆがみ”って知ってる?

こんにちは!
コラムメッセンジャーの小林晃子です。
宇都宮では、ジリジリと暑い中、お祭りや花火大会が開催されています。
すれ違う人々の服装の露出もまぶしい季節です。
皆さんのところではいかがですか?

さて、今回は“認知のゆがみ”について書いていこうと思います。
“認知のゆがみ”という言葉、聞いたことありますか?
「認知」の意味を大辞泉で調べると、「知識を得る働き、すなわち知覚・記憶・推論・問題解決などの知的活動を総称する」とあります。
つまり、“認知のゆがみ”とは“客観的事実に対し、自分のとらえ方がゆがむ”状態のことです。

認知のゆがみ、心当たりはないですか?
例えば、メタボな方に限って、「俺は(私は)太ってない!恰幅(体格)がいいだけだ」なぁ~んておっしゃいます。
でも、体重計とメジャーがあれば、すぐにメタボであることを確認できますよ!
こういう場合、自分のあるがままを受け入れて、メタボ宣言と運動を心がけると楽になりますし、周囲の家族や友達もダイエットに協力的になってくれることが多いようです。

危険なのは、その逆のパターンです。

日本人の中にも、“美しい=細い・スレンダー”という意識が、男女ともに根付いてしまっているように思えます。
本当は、メリハリきいたボディが美しい。それも、生まれもった個人の体型をいかしたボディが、より好ましく思えます。
足が太かろうが、お腹が出てようが、その人にぴったりなら、それだけで美しいのです。

この際、思い切って“細い=美しい”という誤った公式を、捨て去ってみませんか?
すでに充分細い体型なのに、必要以上に細くしようと努力するのは、もうあなたには不要な信念です。
確かに、世間ではBMIなどの(それも女性には不向きな)指標があります。
でも、男女ともに、少々ぽっちゃり気味のほうがかわいいし、素敵だし、なによりも長生きできますよ!

あなたのこれまでの人生で、辛いことや悲しいことがたくさんあったでしょう。
そんな過酷な人生を生き抜いてきた、また今も過酷な状況を生き抜いている摂食障がいを持つ方々は、サバイバーと言えるでしょう。
これ以上、自らの人生を過酷にする必要はないのです。
サバイバーから、自然の流れにまかせる生き方に足を踏み入れてみませんか?
楽しいですよー(^-^)

ゆがんだ鏡で見れば、誰でも自分のボディが細く見えたり、パンパンにふくれあがって見えます。
この“ゆがんだ鏡=メガネ=こころのフィルター”を、少しずつ手放せるといいですね!
あせらず、ゆっくり。
メガネを外したりかけたりする過程で、少しずつありのままの自分が見られるようになります。
また、メガネをかけていたために見えなかった“これからの人生”が、少しずつ目に映ってくるでしょう。
応援していますよ!!!

では、また次回(^^)

(2009/8/21)

※BMI
体重と身長の関係から算出した、人間の体格をあらわす指数。
男女共通である、あくまで統計的な指標であり個々の状況を反映していない、などの問題点がある。
<体格指数BMIと標準体重について>
BMI(Body mass index)は、身長の二乗に対する体重の比で体格を表す指数です。
BMI=体重kg/(身長m)2
このBMIが男女とも22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、耐糖能障害等の有病率が最も低くなるということがわかってきました。 そこでBMI=22となる体重を理想としたのが標準体重です。
標準体重=22×(身長m)2

※サバイバー
生きていくことそのものが困難な状況を、さまざまな努力をして生き抜いてきた人のこと。